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 FAX:072(774)7334 
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 ■お知らせ
 「語りあい、分かちあいのつどい」などの報告をブログにも掲載していますので、ブログもどうぞご覧下さい。

 JR福知山線列車事故被害者支援に関するブログは<<こちら>>


第7回 「つどいの場」の報告
第6回 「つどいの場」の報告
第5回 「つどいの場」の報告
第4回 「つどいの場」の報告
第3回 「つどいの場」の報告
第2回 「つどいの場」の報告


 ■第7回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成18年3月5日(日)11:00〜16:00
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)
 報 告 
      第5回「つどい」から、兵庫教育大学の冨永先生に乗車回復プログラムについて、お話とワークをお願いして
     います。
      本格的なものは、もっと時間を長く取らないといけないのですが、先生にお願いして、乗車回復プログラムに
     ついての知識(乗車困難に対して方法があること)や、その対処法の導入をしていただいています。
      昨日のプログラムでは、初めての方も多かったようで、潜在的には、まだまだかなりの方が、乗りものに対す
     る困難を抱えておられるようです。
      少しでも多くの皆さんが、自分だけの問題とせず、専門的なケアを受けながら、回復への道のりを歩まれるこ
     とを心から願っています。

     先生のお書きになっているブログもご紹介します。
     ■http://traumaticstress.cocolog-nifty.com/test1/

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 ■第6回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成18年1月29日(日) 11:00〜16:00(この時間帯は非公開)
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)
 対象者 負傷者とその家族
 主 催 特定非営利活動法人 市民事務局かわにし
 協 力 特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
     兵庫県弁護士会 弁護士有志
     個人ボランティア(サポーター17名)
 報 告 
     ■【進行と内容】
      11:15-11:20 はじめに(簡単なあいさつ)@会議室
      11:20-12:45 それぞれの輪で(自己紹介・近況紹介など情報交換)@会議室
      12:45-13:45 ランチライム(おにぎり・サンドイッチ※実費)@フリースペース
      13:45-14:45 乗車回復プログラム2回目・・・兵庫教育大学:冨永良喜教授
      14:45-16:00 ブレイクタイム(休憩)
             そのまま引き続き、それぞれの輪で
             例えば・・・
             ・事故当時や現在の話をする
             ・家族同士で話をする
             ・気になること、心配ごと相談
             ・メルマガの編集について相談する
             ・お礼のメッセージを書く
             ・情報マップの続きをする
             ・4月25日のことを話しあう・・・チーム“SOT”?
             ・山形の献花台へ届ける千羽鶴を折る
             ・その他 いろいろ
      16:00-16:05 おわりに
      16:05-16:50 メディア取材タイム(前回と同様、フリースタイルで)
     ■【いつもの静かな参加者】
      ・千羽鶴・・・聖和大学の学生さんや先生方からの贈り物。「つどい」の時は、「忘れない」の想いとともに
       いつも一緒に・・・
      ・気持ちが鎮まるCD・・・音楽プロデューサーの今井裕さんが提供くださったオリジナルCD。「つどい」の時
       は、バックで静かに流しています。被害に遭われた方でご希望の方には、無料で一枚一枚大切にお渡しして
       います。
     ■【参加者/感想】
      ・第6回「つどい」は、負傷者や被害に遭われた方・そのご家族(28名)とご遺族(1名)の29名で語りあい、分か
       ちあいの場を持ちました。
      ・今回は、「つどい」の原点である「誰でもいつでも安心して集える場」で、ゆっくりじっくりお話ができる
       ように、時間を組みました。
      ・また、1月21日、24日、28日、29日に、JR西日本主催の地区別懇話会が各地域でもたれる中、この「つどい
       」のことも忘れず参加してくださったことは、とても意味深いと思いました。
      ・久しぶりの参加者も結構多く、「同じ立場の方とお話できるだけで本当にホッとできた」、「今回は自分も
       思い切って話しができた」、「新たな方とも話ができて、その中に印象深いこともあり有意義だった」、「
       またこれからも来たい」、「もっと時間がほしかった」、「これからは、自分もできることをしていきたい
       」などの感想をいただきました。
      ・それと、まだまだ出かけるのも怖くて辛くて、何度も参加を迷った後、思い切って出かけてきてくださった
       方もいらっしゃいました。帰られる頃には、表情が少し和らいでおられたようにお見受けしました。わずか
       でも心が軽くなっていればと思います。
      ・しかし、まだまだ来たくても来られない方も多いと聞きます。負傷者のかなりの割合の方は、孤独の内に、
       個別に、補償の問題や、身体の不調、心の不調と対峙しておられるようです。これから忘れ去られていくに
       したがって、ますます横につながることの重要性、情報窓口や「つどい」の場の必要性が増すのではないで
       しょうか。
     ■【乗車回復プログラム】
      ・今回も、兵庫教育大学教育臨床講座教授の冨永良喜先生、パートナーで臨床心理士の冨永夫人、それから音
       楽療法をしておられる研究室の渡辺さんが「つどい」にお越しくださいました。とても有意義なお話やワー
       クをして下さいました。
      ・本来は、1時間半から2時間のプログラムを、ご無理を言って1時間にしていただきました。でも、前回受け
       られなかった方も、一緒に参加することができました。
      ・以前は何の疑いもなく当たり前のように乗っていた乗り物に対して、事故後に恐怖や不安などを感じて苦し
       んでいる方はとても多いようですが、今のうちに公的な機関などでその状態を記録に残しておくことは、今
       後の補償などの面でも大事だと思います。
      ・また、自分は大丈夫だと思っておられる方も、お話を聞いたりボディワークをしたりすると、HPや書面だけ
       では分からない具体的なことが分かります。一度客観的に自分を見てみることは無駄ではありません。
     ■【根/幹/枝/葉/花】
      ・いつどんな時でも、あの「場」があると思えるだけで安心できるところ、それが、「つどい」の場、この取
       組みの原点だと思います。そして、その場は、参加される方も、サポーターズ(市民事務局かわにしのコア
       スタッフも含めて)の皆さんも、それぞれの持ち味が活かされて、みんなで一緒になって創り続け、つなげ
       ていく「場」なのだと思います。
      ・一方で、この「つどい」の今後の運営について、いろいろなご意見があるのも確かです。毎回、同じ立場同
       士で話をすることに主眼をおくことに物足りなさを感じる、単に話しているだけでは意味がない、そこから
       発展したものが得られる、あるいは新たな情報を得られる、など、プラスアルファがなければ意義が感じら
       れないという向きもあるでしょう。
      ・すべての方々の想いを満たす「場」づくりは、特に、このJR事故後の被害者をつなぐ「つどい」では難しい
       と感じています。「つどい」自体は、原点のままがいいかと思いますが、「つどい」からの発展系の枝葉の
       部分は、これからは、別の「場」を創っていくのもいいのではないかと考えます。そのどれにも参加自由に
       しておけば、それぞれの「場」の共存が可能ではないか。そんな思いを残した第6回「つどい」でした。
                                                (文責:三井)

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 ■第5回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成17年12月4日(日) 11:00〜16:00(この時間帯は非公開)
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)
 対象者 負傷者とその家族
 主 催 特定非営利活動法人 市民事務局かわにし
 協 力 特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
     兵庫県弁護士会 弁護士有志
     個人ボランティア(サポーター17名)
 報 告 
     ■【進行と内容】
      11:15-11:20 はじめに(簡単なあいさつ)@会議室
      11:20-12:20 4つの輪で(自己紹介や最近の様子など情報交換)@会議室
      12:20-13:15 ランチタイム(おにぎり・サンドイッチ※実費)@フリースペース
      13:15-13:40 いろいろな提案
             ・手記・記録をつのる呼びかけ(負傷者有志)
             ・情報マップへの情報集積呼びかけ(負傷者有志)
             ・メールマガジン発行へむけての提案(負傷者有志)
             ・JR西日本への声明について賛同者呼びかけ(弁護士有志)
             ・ご家族へのアンケート協力呼びかけ(臨床心理士)
      13:40-15:20 いくつかに分かれて
             ・乗車回復プログラム(兵庫教育大学:冨永良喜先生)@会議室
             ・情報マップ作成(乗車位置/救助位置調べなど)@ワーキングルーム
             ・事故当時〜現在の話をする(当事者や家族同士で)@ 〃
             ・これからのことを話し合う(Team“そっと”(SOT))@ 〃
             ・メールマガジン発行準備(コンテンツや運営など相談)@プレイルーム
      15:20-15:40 ブレイクタイム ご遺族と事故時の様子を話す
      15:40-15:55 それぞれのグループの話を聴き合う
      15:55-16:00 おわりに
      ※16:05-16:45 メディア取材タイム(前回と同様、フリースタイルで)
     ■【静かな参加者】
      ・千羽鶴・・・聖和大学の学生さんや先生方からの贈り物。「つどい」の時は、「忘れない」の想いとともに
       いつも一緒に・・・
      ・気持ちが鎮まるCD・・・ある音楽プロデューサーが提供くださったオリジナルCD。「つどい」の時は、バッ
       クで静かに流しています。ご希望の方には無料で、一枚一枚大切にお渡ししています。
     ■【参加者/活動】
      ・第5回「つどい」には、負傷者や被害に遭われた方とそのご家族、それから今回は、7家族のご遺族も参加さ
       れ、34名で語り合い、分かち合いの場を持ちました。
      ・また、いつもの情報交換の「場」のほかに、いくつかの発案に基づく「活動」もあって、今までにない雰囲
       気の「つどい」でした。
     ■【乗車回復プログラム】
      ・今回は、特別に、兵庫教育大学教育臨床講座教授の冨永良喜先生が「つどい」にお越し下さり、とても有意
       義なお話やワークをして下さいました。
      ・以前は何の疑いもなく当たり前のように乗っていた乗り物に対して、事故後に恐怖や不安などを感じて苦し
       んでいる方はとても多いようですが、その困難を克服する回復プログラムの導入手ほどきを受けることがで
       きました。
      ・冨永先生のお話やボディワークは、HPや書面だけでは分からない具体的なことが分かり、とても有益な時間
       でした。
      ・初めて「つどい」に参加された方も多かったのですが、一緒にお話をお聞きすることができて本当によかっ
       たと思います。
     ■【喪失感 と トラウマ】
      ・一方で、今までになくご遺族の参加が多い「つどい」でしたが、やはり、ご遺族の抱えておられる深い底な
       しのような「喪失感」や最愛のご家族の最後の情報さえ未だに知りえない辛さ、苦しみは、負傷者の皆さん
       が体感し、拭おうとしても拭いきれない強烈な「トラウマ」と、大きく「質」が異なるのだということを痛
       感しました。語り合い、分かち合うには、いま少し時間が必要だとも思いました。
      ・しかし、情報マップを通じてならば、貴重な情報と時間の共有が可能だと思います。今後は、情報マップの
       情報集積作業の時に、事故に関わった方とご遺族がその証言を求めて一緒にお話をしながら過ごすのなら、
       お互いの心の負担が少し軽くなるかもしれないと思いました。
     ■【Teamそっと(SOT)】
      ・ところで、「なぜこの事故が起こってしまったのか?この事故から何を考えていかなければならないのか?
       」などを考え話し合う「Teamそっと(SOT)」ですが、「つどい」の時は、あまり話ができなかったようなの
       で、年内に一度ミーティングを持つことになっています。
      ・こちらは、息の長い語り合い、探し合いの「場」になるかもしれません。
     ■【不思議な想い】
      ・4月25日の大事故からは、時間の感覚が変わってしまったかのように、日々が過ぎていきました。しかし、
       季節だけは確実にめぐり、今年ももう終わろうとしております。
      ・「また、行きたい」、そう思っていただける「つどい」の場を、毎回手探りをしながら、皆さまの多大なる
       ご支援とご協力のもと、6月12日から1回1回重ねてまいりました。
      ・人と人のつながりでしか出来ないことがある。あたたかな人のぬくもりが感じられるネットワークをこれか
       らもしっかりと張りながら、来年は、何かが少しでも変わっていくことを信じて、これからも「縁側でほっ
       こりと語り合う」雰囲気の「つどい」を創っていければと思います。川西市在住以外の方も、どうかいつで
       も安心してお越しください。(文責:三井)

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 ■第4回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成17年10月30日(日) 11:00〜16:00(この時間帯は非公開)
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)
 対象者 負傷者とその家族
 内 容 心のケアをベースに最近の状況、補償交渉などの情報交換や今後のことを話しあう 
 主 催 特定非営利活動法人 市民事務局かわにし
 協 力 特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
     特定非営利活動法人 ロリィポップ
     兵庫県弁護士会 弁護士有志
     個人ボランティアなど
 報 告 
     ■第4回「つどい」には、35名の負傷者や被害に遭われた方とそのご家族(+ 3名の子どもさん)が参加されまし
      た。
     ■今回は、会議室が使えなかったので、ワーキングルームやオープンスペースを工夫して使って過ごしました。
     ■初めて参加される方もおられるので、最初は、いくつかのテーブルに分かれて自己紹介や最近の様子など情報
      交換をしました。
     ■そのまま、用意したおにぎりやサンドイッチ(実費)を食べながらランチタイムになりました。
     ■お昼からは、4つのテーマに分かれて話をしました。(※おおよその人数)
       1. 補償のこと・・・・・・・・・・・・・10名
       2. 何かできること(手記/記録)・・・・10名
       3. 情報共有ツール(メールマガジン)・・ 8名
       4. 家族として・・・・・・・・・・・・ ・5名
     ■ほぼ4つに分かれての話し合いのあと、各グループからどんなことが話し合われたのかを発表しあいました。
       1. 補償のこと
        ・誠心誠意とは何だろう?
        ・補償の範囲はどこまでなのか?
        ・JR西日本の社員との交渉では苦痛な場面もある
        ・遺族に対しての補償と負傷者の補償は違うのだろうか?
        ・休業補償をどう考えたらいいのだろうか?
        ・実費の考え方に差があるのか?
        ・情報共有が必要だが、遺失利益などについては、個々に条件が異なるので個別に弁護士に尋ねた方がい
         い?
        ・病院の先生の対応についても情報交換が必要かも?
       2. 何かできること(手記/記録)
        ・手記や記録の残し方や集め方について
        ・文章を書いたり、絵を描いたり以外の情報の残し方は?
        ・模造紙を数枚貼りあわせて事故当時の列車を描き、それぞれの乗車位置や知っている情報のマッピング
         をしていく
       3. 情報共有ツール(メールマガジン)
        ・色々な情報が一挙に取れるようなメルマガがあれば!
        ・市民事務局かわにしの「つどい」に参加した人で、メルマガ配信希望者にアドレスを聞いて購読者を増や
         していく
        ・具体的な運営までに何度か話し合いをして検討する
        ・市民事務局かわにしも、支援の仕方を一緒に考える
       4. 家族として
        ・負傷者を支える家族も疲れがたまってきている
        ・家族同士でしか話せないこともある
        ・親子の場合は、母親に負担がかかりやすい
        ・苦しい時は抱え込まないで
        ・公的支援で相談できるところがあるので気軽に相談を
     ■その他、提案として、救助に当たってくださった近辺の方へお礼に行こうということになり、その際に、お礼
      の気持ちを書いたメッセージカードを集めて印刷し、冊子にして持っていくことになりました。
     ■その後、最後の乗車位置が未だに分からぬご遺族から、何か少しでも手がかりがあればと写真などをお預かり
      していたので、「つどい」参加者に情報提供を呼びかけました。
     ■また、「つどい」に来ていない方で知り合いがあれば、声をかけてみて下さいと、参加者からも提案がありま
      した。
     ■第4回は、さまざまな発案や提案があり。重いものを抱えながら、一方でとてもアクティブな「つどい」でし
      た。模造紙に描かれた当時の乗車位置や救助の様子が書き込まれた「情報マップ」を見たときは、心が震えま
      した。
     ■今後もこの「つどい」では、いろいろな動きがあるかもしれません。また、どれだけ時間が経っても事故の辛
      さが消えるわけではありませんが、この「つどい」が、皆さんにとって、縁側のひだまりでほっこりするよう
      な、安心してつどえる「場」であればと思います。
     ■最後に、今回から、参加者の皆さんに事前に了解も得て、「つどい」の終わる4時以降は、40分間ほどのメデ
      ィアの方の取材タイムとすることにしました。それまで3回の「つどい」の後のような記者会見スタイルは取
      りませんでした。「つどい」の雰囲気がうまく伝わったでしょうか?(文責:三井)

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 ■第3回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成17年9月18日(日) 13:00〜16:30
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)
 対象者 負傷者とその家族
 内 容 心のケアをベースに最近の状況、補償交渉などの情報交換や今後のことを話しあう 
 主 催 特定非営利活動法人 市民事務局かわにし
 協 力 兵庫県弁護士有志
     特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
     特定非営利活動法人 ロリィポップ
 報 告 
      9月18日、第3回の「つどい」を開催しました。この日も、ほぼ非公開で、52名の皆さま方と、初秋の午後のひ
     とときを過ごしました。
      当初は、最初からテーマごとに部屋を分けて開催の予定でしたが、事前のサポーターズミーティングで、最初
     は同じ部屋で同じ空気を感じながら話す方が入りやすいと言うことになり、会議室内に五つの輪になるよう椅子
     を並べ、そこに各自自由に座るかたちで「つどい」を始めました。
     ■【千羽鶴ではげましを・・・】
      最初に、聖和大学の竹之下萌愛さんから、参加された皆さまへと千羽鶴が手渡されました。これは、竹之下さ
      んをはじめとする学生さんたちが、この事故に遭った方々を励まそうと、学内に呼びかけて折ってくださった
      ものです。今も、パレットかわにし内、市民事務局かわにしのJR福知山線列車事故相談窓口のコーナーに飾ら
      れています。今後は、「つどい」の時にはいつも、「忘れない」の想いとともに飾っていきたいと思います。
      暖かいご支援に心から感謝。
     ■【話合いの様子 〜話の内容、弁護士からの提案やアドバイスなど〜】
      それからは、五つに分かれたグループの中で、それぞれに1時間半ほど話をしたあと、この「つどい」をサポ
      ートしてくださっている弁護士の方々から全体へ向けて、今後の動向へのいくつかの投げかけや、補償交渉の
      仕方へのアドバイスなどの話がありました。その後、グループごとに、話した内容を発表しあって話題を共有
      しました。
      事故の時のこと、救助の様子、救助に当たった方へのお礼の気持ちや直接会ってお礼を言いたい思い、事故の
      時に車内で一緒だった方との再会、現在の体の様子や心の状態、心療内科での投薬ミス、焦る気持ちとの葛藤
      事故の風化と置き去り感、勉学の遅れや復学への不安、就職活動の遅れや卒業に対しての不安、職場復帰や解
      雇への不安、将来出てくるかもしれない後遺症への不安、電車に乗れないつらさ、電車に乗った時のカーブや
      ブレーキへの恐怖、家族の立場での心配ごと、家族が抱える悩みや苦しさ、補償の内容への不安、治療費の補
      償の期限、補償についての示談の進捗状況など。また、今回の事故を自分の中でどうとらえたらいいのか、ど
      う世の中へ投げかければいいのか、みんなで何を考えなければならないのかなど、問いかけもありました。
     ■【負傷者の中からの提案】
      その中で、負傷者の立場でできることはないだろうか、亡くなられた方やそのご遺族に対して忘れたいけれど
      忘れてはいけないこともあるのではないか、また証言として覚えておかなければいけないこともあるのではな
      いか、心の傷の治癒としても何か役に立つことをしていきたい、という問いかけがありました。そういう想い
      に共感しあえるもの達で、記録を残していこうという案が出されました。
     ■【音楽ではげましを・・・CDの贈り物】
      その後のフリースペースでの休憩のあとは、お茶やお菓子を手に、あちらこちらで、語りあい、分かちあいの
      輪が広がっていました。連絡先を交換したり、次回の再会を約束したりしておられる様子も見られました。ま
      た、音楽で支援しようと制作されたCD(当ホームページでも紹介)を会場内に流して、希望者には、一枚一枚
      手渡していきました。
     ■【最後に・・・】
      アンケートでも共通していたのは、この「つどい」では、何のはばかりもなく事故の話ができる、同じような
      思いの人の話が聞けて安心できるという感想が多かったことです。『最初は参加を躊躇していたけれど、参加
      してよかった』という感想もありました。『また、話をしに行きたい、聞きに行きたい』、そう思っていただ
      けて、お互いに支えあうこともできる場として、これからもこの「つどい」を継続してまいります。川西市在
      住以外の方も、どうかいつでも安心してお越しください。(文責:三井)日でした。(文責:三井)

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 ■第2回 「つどいの場」の報告
 日 時 平成17年7月17日(日)10:00〜12:30
 場 所 パレットかわにし(川西市市民活動センター)会議室
 対象者 負傷者とその家族
 内 容 心のケアを中心に、補償交渉など、今、必要な情報交換や気持ちの分かち合いの場を持つ
 主 催 特定非営利活動法人 市民事務局かわにし
 協 力 特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
     兵庫県弁護士有志 
 報 告 
      第2回目の「つどいの場」も完全に非公開でした。また、今回は特に参加者の皆さんに自由に話していただく
     スタイルにしましたので記録はとっておりません。
      まず受付で、連絡先記録シートと簡単なアンケート用紙などを受け取り、飲み物も自由にとってそれぞれ好き
     なテーブル(4箇所)にわかれて着席。机の上には、スタッフの家の庭に咲いたカサブランカが一輪ずつ。爽や
     かな香りに包まれました。主催者の簡単なあいさつと「つどい」の趣旨説明のあとは、各テーブルで、今の気持
     ちや状況、補償交渉の現状などを約1時間話し合いました。
      その後、少し長めの休憩。飲み物のお代わりをしたりお菓子を食べたりしながら歓談のひととき。休憩の後は
     休憩前に各テーブルで話し合ったことをひとテーブルごとに発表して、みんなで話題を分かちあいました。
      また、休憩時間内に回収した簡単なアンケートをもとに、今、気になっていること、困っていること、知りた
     いことなどを、この「つどいの場」のスタッフとしてボランタリーに参加してくださっているNPO法人ひょうご
     被害者支援センターの臨床心理士:堀口さんや兵庫県弁護士会所属の弁護士:津久井さん、武本さんに具体的に
     お聞きしました。大変いいアドバイスをたくさんいただきました。途中、会場の都合で部屋を代わりましたが、
     こうしてほぼ3時間あまりがあっと言う間に経ちました。
      その後は、近くのお店で調達したおにぎりやサンドイッチを食べながら交流タイム。いくつもの人の輪ができ
     ていました。あとは三々五々自由解散。最後まで「つどいあった」輪では、閉館時間ぎりぎりの5時まで語り合い
     ました。
      第1回目にもまして、この「つどいの場」の継続の必要性を強く感じた一日でした。(文責:三井)

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